知多新四国お遍路に関する情報

知多半島には、弘法大師(空海)ゆかりの88ヶ所の札所を巡る「知多新四国八十八ヶ所」があります。

「お遍路に興味はあるけれど、何から始めればいいのだろう」「全部のお寺を順番に巡らないといけないの?」という方もいるかもしれません。

ここでは、知多新四国をこれから巡ってみたい方に向けて、お遍路の基本から巡り方、必要なものなどをご紹介します。

花に囲まれて手を合わせるお地蔵さんのイラスト

お遍路とお遍路さん

お遍路とは、弘法大師(空海)ゆかりの寺院や霊場を巡る巡礼の旅です。

よく知られているのが、四国4県にある88ヶ所の札所を巡る「四国八十八ヶ所霊場」です。

弘法大師ゆかりの地をたどりながら寺院を巡り、祈りや供養、自分自身と向き合う旅として、長い間多くの人に受け継がれてきました。

こうした霊場を巡る人を「お遍路さん」と呼んでいます。

知多新四国巡りとは

知多新四国巡り(知多四国八十八ヶ所巡り)は、愛知県の知多半島にある弘法大師ゆかりの88ヶ所の札所を巡るお遍路です。

その歴史は江戸時代までさかのぼり、文化6年(1809年)に始まったとされています。

知多四国霊場は日本三大新四国霊場の一つに数えられ、本場の四国八十八ヶ所と比べて全体の距離が短く、車や公共交通機関なども利用できることから、初めてお遍路をする人にも巡りやすい霊場です。

漫画で綴る知多四国はじめて物語

知多新四国八十八ヶ所の基本情報

  • 全行程:約194km
  • 札所:第1番札所 曹源寺から第88番札所までの88ヶ所のほか、開山所や番外寺院があります。
  • 納経時間:午前7時~午後5時
  • 納経料金:納経帳 100円

札所については、当サイトの一覧から確認できます。

知多新四国八十八ヶ所・寺院一覧を見る

札所を巡る順番

第1番札所から順番に巡る「順打ち」が一般的ですが、第88番札所から逆に巡る「逆打ち」もあります。

必ず番号順に巡らなければならないというものではありません。自宅から近い札所や、行きやすい札所から始めることもできます。

移動手段

昔ながらの歩き遍路だけでなく、現在は車で巡る人も多く、バスツアー、バイク、自転車、公共交通機関、タクシーなど、さまざまな方法で巡ることができます。

名古屋方面からのアクセスもしやすく、自分の予定や体力に合わせて巡り方を選べるのも知多新四国の特徴です。

どのくらいの日数がかかる?

一つの目安として、歩いて巡る場合は12~15日程度、車やバスでは2~3日程度で巡ることもできます。

もちろん、一度にすべて巡る必要はありません。休日などを利用しながら、何回かに分けて巡ることもできます。

納経帳と御朱印

知多新四国では、専用の納経帳を持って各札所を巡り、参拝の証として納経印をいただくことができます。

健康祈願や供養などを目的とする人だけでなく、知多半島を巡る楽しみの一つとして納経帳を手に札所を訪れる人もいます。

参拝方法などについては、第1番札所 曹源寺で配布されている「お参りの仕方と心得」も参考になります。

「お参りの仕方と心得」を見る(PDF)

知多四国霊場会 公式サイト

本場・四国八十八ヶ所のお遍路

知多新四国のもとになった四国八十八ヶ所は、徳島県、高知県、愛媛県、香川県の4県にまたがる88ヶ所の札所を巡ります。

  • 全行程:約1,200~1,450km
  • 徳島県:発心の道場
  • 高知県:修行の道場
  • 愛媛県:菩提の道場
  • 香川県:涅槃の道場

第1番札所「霊山寺」から第88番札所「大窪寺」へ向かう順打ちが一般的ですが、巡る順番や移動方法に一つの決まりがあるわけではありません。

歩き遍路のほか、車、バス、タクシー、自転車、バイクなどで巡る人もいます。

また四国には、地域の人がお遍路さんへ食べ物や飲み物などを差し入れる「お接待」の文化があります。

一方で、橋の上では金剛杖をつかないなど、お遍路ならではの作法や習慣もあります。初めて巡る場合は、基本的な参拝方法やマナーを確認しておくと安心です。

四国遍路の参考サイト

お遍路をする目的は人それぞれ

お遍路をする目的に、一つの決まりはありません。

  • 先祖や故人の供養
  • 厄除け
  • 願い事の成就
  • 健康祈願
  • 自分自身と向き合うため
  • 知多半島を歩いたり巡ったりするため

など、その目的は人によってさまざまです。

知多新四国でも、八十八ヶ所を巡るために訪れる人だけでなく、心の安らぎを求めたり、自分自身を見つめ直したり、それぞれの思いを持って札所を巡る人がいます。

「こういう目的でなければ、お遍路をしてはいけない」と難しく考える必要はありません。

お遍路用品は最初から全部そろえなくても大丈夫

お遍路というと、白衣に金剛杖、菅笠という昔ながらの姿を思い浮かべる人も多いと思います。

もちろん、そうした装束で巡ることもできますが、知多新四国は普段の服装で参拝しても問題ありません。

最初からすべてのお遍路用品をそろえる必要もありません。まず必要なものを用意し、実際に巡りながら必要に応じてそろえていけば十分です。

納経帳、白衣、地図などの巡拝用品は、第1番札所 曹源寺をはじめ、一部の札所で購入できます。

また、インターネットで巡拝用品を購入することもできます。

なお、輪袈裟(わげさ)を身につけている場合は、トイレに入る際には外すのが基本的な作法です。

一度に全部巡らなくても大丈夫

八十八ヶ所あると聞くと、「全部巡るのは大変そう」と感じるかもしれません。

お遍路には、期間を決めて一度に巡る「通し打ち」と、休日などを利用して何回かに分けて巡る「区切り打ち」があります。

数週間で巡る人もいれば、1年、2年、3年と時間をかけて巡る人もいます。

札所を必ず番号順に巡る必要もありません。

自分の生活や体力、使える時間に合わせながら続けていけばいいのがお遍路です。

知多新四国は、まず一つのお寺から

知多新四国は、一人で巡るのもよし。夫婦や家族、友人、仲間と一緒に巡るのもまた楽しみ方の一つです。

歩く人もいれば、車で巡る人もいます。一気に八十八ヶ所を巡る人もいれば、気が向いたときに少しずつ巡る人もいます。

途中で休んでも構いません。また巡りたくなったら、そのときに続きを始めることもできます。

それぞれの目的や楽しみ方に合わせて、自分なりの巡り方ができることも、知多新四国の魅力の一つではないでしょうか。

「やってみようかな」と思ったら、まずは一つのお寺を訪れてみてください。

実際にお寺を参拝し、納経帳に最初の納経印をいただいてみる。それから、自分に合った巡り方を考えても遅くありません。

思い立った時が、吉日です。

お遍路の情報や体験を聞かせてください

「知多新四国 つながる知多半島」には、知多新四国を巡る人たちが情報や体験を共有できる情報掲示板があります。

これから始める人、今まさに巡っている人、八十八ヶ所を巡り終えた人。それぞれの情報や感想、体験談などを聞かせていただければうれしく思います。

車、バイク、自転車、歩きなど、それぞれの巡り方についての情報交換にもご利用ください。

お遍路(知多新四国)に関する情報掲示板

何か分からないことがあれば、掲示板で聞いてみるのも一つです。事務局でも、分かる範囲でお答えします。

まずは一ヶ寺から。知多半島の景色やまち、人との出会いも楽しみながら、自分なりの知多新四国巡りを始めてみてください。

お気をつけて! ご安全に!!

知多新四国 つながる知多半島事務局(ヒロシ)